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「食い物にしないつきあい方」を考える

▼食い物にする
1 食べる物。食物。「―にありつく」
2 自分の利益のために人やものを利用すること。また、その利用される人やもの。「悪徳商法の―になる」
(Yahoo!辞書より)


「食い物にする・しない」の境い目について、考えています。

ここのところ、
農業が他業種から注目を集めていたり
地域おこしを!と都会人が、何もない農村に群がってあれやこれやと……

これまでビジネスには成りえないとされていた部分に
ビジネスチャンスが見出されていて
人の流入がなく長年停滞していた世界に、新しい風が吹き込まれている。

それって農家にとっても、農村に住む人たちにとっても
これまでにないチャンス!
とってもいいことだと思いつつ、その一方でどうも頭にちらつくのが

「食い物にする」

という言葉。

私は、生産農家さんとタッグを組んで
それぞれの農家さんの作った農産物をネットに載せて
全国に通販するというシゴトをやってます。

自分では、対等なビジネスパートナーとして
生産農家さんといい関係を築けていると思ってやってますが
これまで1人だけですがこんなことを言う農家さんがいました。

「アンタは、農家を使って楽して儲けてるだけやんか。
 わしらを食い物にしてるやろ?」

げげっ……と思いました(笑)

けど、それって何かしら
関係のバランスが偏っているところがあったんですよね。

労力と利益のバランス。
意思疎通しきれていないことからの、理解のバランス。
価格や販売方法などに対しての決定権のバランス。
それぞれが思う「利益」「目的」に対しての達成度のバランス。

基本「食い物にしている」なんてつもりはないですし
何より、そんなこと言われながらでは関係が続かないので(^^;
意見が出るたびに擦り合わせをしつつ、
各農家さんとの関係をぼちぼちと保ってきましたが

その、バランスを保つための擦り合わせどころか
違和感や不満を口を出すことすらせず
一方的な関係「食い物にする・される」が発生していることが
農業・地域おこしが注目される今、増えてるんではないかなと思います。

いや、違和感や不満を「感じること」すらできなくて
何となーく、都会側の思惑にハマっているということが多いかも。

農家のお父さんお母さん方って「都会」に弱いんですよね。

ちょっと達者な人だと冷静に判断するところかもですが
そうでない純朴な人たちだと
都会から新しげな提案を持ってきた人が「救世主」に見えてしまう。

この人の言うことを聞いていれば
自分たちのやってきたことが世に広がる!とか、報われる!とか。
そんな甘い期待をかけてしまうから、つい判断が鈍くなる。

そんなこんなで過程は楽しいのだけども
気づいた時には「あれ、何がしたかったんだっけ?」と。

自分たちも、多少のリスクを背負って動いたものの
それに見合った成果は……?

というか、そもそも自分たちは何がしたかったんだろう?と
農村側がただ踊らされていたことに気づいた頃には
仕掛けた都会側の人たちは、自分たちの目的を果たしてフェードアウト。

そんな経験を一度二度やっちゃって

「農業やら地域おこしやら流行っとるといっても、
 ワシらにはなーんも旨味あらへん。
 食い物にしよるヤツが増えただけやし」

とブチブチ言っていじけ半分になっている
農業法人の理事のオッチャンも身近にいるんですけどね。

もったいないなぁ……と思うんです。

一方的に利用されるのではなく
今、注目を集めやすいこのタイミングを農村側もうまいこと利用して
自分たちの考える「成果」をがっちりモノにできるぐらいの
知恵をつけてくれたらいいのになぁ、と。

その知恵をつけてもらうために、自分にできること、
または、一方的に利用するのではなく
相手側の成果も考えながら、対等ないい関係を築くこと。

ビジネスという点で見ると
知識も経験も「弱者」になりがちな人たちを相手にしているので
ただ、自分の利益ばかりを追求するのではNG、
「食い物にしてる」なんつーことを言われない関係のバランスを
常に考えていかないといけないなぁと思ってます。

何よりホント
自分の仕事にとってはそこが生命線なんですよね。

| 農業支援ネタ | 09:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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がつーんとやられております。

一昨日、
牛飼いをしている若手農家さんをたずねてきました。

但馬牛の産地で知られる兵庫県香美町村岡区。

肉牛農家さんとのご縁をもたせていただいたのは
今回が初めてのことでしたが……
今まで生きてきた中で自分が直視できなかった部分を見せつけられて
超・がつーんとやられております。


その牛飼いさんは、幼い頃からの動物好きが高じて
動物とかかわる仕事を何か、と模索した末
幼児体験から、やはり牛だと畜産農家の道を選んだのですが

だからこそ。牛が好きだからこそ

肉牛一頭一頭に名前をつけて
日々、牛たちそれぞれの暮らす様子を記録に残し
最後には、その牛の生前のことに思いを馳せながら食してもらうという
但馬牛のオーナー制度を実施しておられます。

そのプログラムの中には
山上の放牧地で、家族で牛とふれあって一日を過ごすという
消費者みずからが牛との思い出を作ることのできる、体験ツアーも。

肉を食べるときに、牛のことを思い出しながら
ありがとう、と感謝の念をもって食べてほしいという願いと
飽食の時代に対する訴えに、人生かけて取り組んでおられます。


私はその日、牛舎で牛を見るのみで
オーナー制度や山上の放牧地でみる牛たちの幸せな光景のことは
実際に目にしてはいないのですが

話をきいただけで、やられております(TT)

わかってはいたけど、今まで目をそらしていた部分

何より「ツアーに参加したい」と挙手のできない自分自身に
改めて気づかされ、うーーんと考えさせられています。


これまでは

畜産農家さんや食肉業者さんが
辛いところを全部引き受けてくれてるおかげで
私は、食べ物としておいしくお肉をいただけております。
みなさんありがとうございます。

などと、自分に都合のよい解釈でおいしく肉を頂いてましたが
私たち消費者自身だって、
命としての肉牛に向きあう必要があるかもしれません。

そして、感謝の念を牛の命にも。

こういったことは賛否あるかもしれませんし
実際にすべての人がきちっと向きあうことは難しいでしょうが

「自分は向きあえるか?」

と考えてみるだけでも、いい機会になるんじゃないでしょうか。


ちなみにツアー参加、必要と感じながらも私はまだ迷っています。

あの日以来、台所卓上のモーモーふりかけすらも
http://www.marumiya.co.jp/product/furikake/002.html
見るたびにドキッとしてまして。自分、弱すぎ。



ちなみに今回の牛舎訪問は
とある企画のための取材なのですが

近々出版される農業関連の本企画に
ちょびっと執筆者として参加させていただくことになりました。

なので、ここではほんの触りだけですが
そちらの方にがっつり書きますので、ぜひ読んでくださいませ。
告知できるようになりましたら、ご案内いたしまーーす。

| 農業支援ネタ | 09:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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葉っぱビジネスの話を聴いてきました。

今日は大阪産業創造館で
徳島県上勝町の「いろどり」事業の横石さんのセミナー
行ってまいりました。

参考サイトーーほぼ日のページですが
http://www.1101.com/irodori/index.html

いろどり事業、めっちゃ憧れなんすよ。

私も同じように農村と直接関わる仕事をさせていただいてますが
今のところ、元々あったものをただ売っているだけで。

それもいいですが、それだけではなく
何か、これまでにない
新しい価値のあるものを生み出したいなぁーーーー

そうでないと、今のままでは
単なる「産地にもともとある価値にぶら下がってるだけの人」で。
新しいものを生み出してこそ、
私の存在意義があるってものではないのか……

と思いつつ、行き詰まってばかりなんですけども

行き詰まっている理由が、今日わかりました。


「自分はまだまだ、突っ込み足りない!」と。


何か壁にぶちあたったら「あぁダメだ」と思い
なんやかんや理由をつけては
あっさりと違う道を模索しようとするのがこれまででしたが

そうではなくて
ぶちあたったその壁を、叩いてみる、壊してみる……など
まだまだやりようがあるのかもしれない、と。

そして、その壁のむこうには、
壁を壊してくれる人が現れるのを待っている人がいるような
そんな気がしました。


って、感想としては抽象的ですけどね。

ともかく前向きなエネルギーあふれるいいお話で
刺激を受けて帰ってまいりましたとさ。

質疑応答では質問もし、横石さんと名刺交換もしてご満悦〜♪
いつかまた、何かの形で
お会いできる機会があればいいなぁと思います。


追伸:
横石さんの本買っちゃいました。
amazonから今日届き、さっそく読んでいますが
10ページ読まないうちにもうるうる(涙)ときてまして
農村との関わりの深い方には、そんなツボいっぱいの本だと思います。

そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生
(2007/08/23)
横石 知二

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| 農業支援ネタ | 11:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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海と山とのコラボ実現[2]

なんと前回から二週間も開いてしまいました(^^;

ここのところ何だかんだとバタバタしておりまして……は言い訳ですが

そろそろ、アズキの「次回につづく」はアテにならないなーと
個人的な信用に響いてきてることかと思いますので(汗)

はい、書きますです!


というわけで、3月某日
家島諸島・坊勢の天晴水産さんをたずねてまいりました。


景色



快晴でも波のあらいその日は漁がお休みだったため
作業場でのお仕事も、一部をのぞいてストップしていましたが
そのおかげで、お仕事のおジャマをすることなく
ゆっくりと見学させていただきまして、ちょっとラッキー!


通常、漁船から引き上げた魚の稚魚を、
このレーンのすぐそばにある大きな釜でザッと塩茹でしてから


ふねから


こうして平たく天日干しされます。
すべて、こんなに海のすぐそばで行われてる作業なんですね〜

ほし


こうしてパレットに広げられて、ちりめんとしての完成を待ちますが


この光景がかなり壮観!!


写真では一方向しか撮れていないのですが
これ、かなりの広さにわたって干してあるんですよ!

とはいえ、最盛期にはこのパレットが1000枚ほども稼働するそうで
これはまだまだほんの序の口。

この時期はいかなごの稚魚(かなぎちりめん)の最盛期でしたが
いかなごは近年、ちりめんとしてよりも生のままで出荷されることが多いので
ちりめん加工場の最盛期といえば
やっぱり、いわしの稚魚の季節(初夏)なんですね


ちなみに、上空にはカラス、地上には野犬がウロウロと
おいしいものがこれだけ無防備に並べられてるとねぇ。。。(^^;
カラスや野犬の気持ちもわかるような気がします。



---- つづく ----





| 農業支援ネタ | 09:14 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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海と山とのコラボ実現[1]

先日こちらにも書きましたとおり
私、家島諸島は坊勢(ぼうぜ)島にちょっくら行ってまいりました〜


ふね


船だ船ーーー♪


と心の中では大はしゃぎながらも一人なので慣れてる風を装って乗船し、
今回むかえてくださる、ちりめん加工業を手がける森さんの


「後ろに乗ってね。前は揺れがはげしいから」


というご親切な助言を無視?して、なぜかいちばん前の客室に……
(すっかり忘れてて、そういえばそんな助言があったと後で思い出したのでした)

おかげでわっさわっさと上下に大きく揺られるおバカな30分間でしたが
幸い船酔いはせず、無事に坊勢島に上陸しました♪

奥さんに出迎えていただき、すっきり快晴の坊勢島をかるーくドライブしながら


景色


今回の目的である上乾ちりめん加工の現場に案内していただきました!

この日は快晴ではありましたが
前日の悪天候の影響で海面は波が荒くて漁はおやすみ。

という好条件によって?
水揚げされてきた稚魚のの釜揚げなど、加工の様子は見られなかったものの
その分、ゆっくりとご案内頂くことができました。



---- つづく ----


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| 農業支援ネタ | 15:36 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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